投資信託って何?初心者でもできるの?メリット・デメリットを知りたい!
こういった疑問に答えます。
本記事の内容
- 投資信託とは?
- 投資信託のメリット
- 投資信託のデメリット
- 投資信託はどんな人におすすめ?
- おすすめの証券会社3選
この記事を書いている私は、新卒から約11年間、大手証券会社、運用会社で総合職として勤務。
現在は、投資信託、仮想通貨、不動産へ約1,000万円を投資しながら、投資に関する情報を発信しています。
(主な保有資格:FP2級、AFP、証券アナリスト1次試験3科目すべて合格済み、2次試験は退職に伴い辞退。)
結論から言うと、投資信託は投資初心者にオススメの金融商品です。
近年、「貯蓄から資産形成へ」という動きもあり、この数年で多くの投資初心者が投資信託を始めています。
投資信託はネット証券などで100円から気軽に投資できることに加えて、2024年からNISAの非課税枠が拡大するため注目が高まっています。
今後、投資で資産形成をする人としない人の間で、格差が拡大していくことは必須・・!ぜひ、このチャンスを逃さないでほしいと思います。
この記事では、投資する前に知っておきたい投資信託のしくみ、メリット・デメリットを、わかりやすく解説します。
まさに今、投資を始めたい!投資信託ってどうなの?と調べている人は、ぜひ参考にしてくださいね^^
投資信託は
- メリット①:専門家が運用してくれる
- メリット②:分散投資でリスクが軽減できる
- メリット③:少額100円から投資を始められる
- メリット④:投資先の種類が豊富
- メリット⑤:高い透明性がある
- デメリット①:元本保証がない
- デメリット②:コスト(手数料)がかかる
⇒投資初心者は投資信託を少額から始めるのがおすすめ!
投資信託とは?
投資信託の概要
投資信託とは、投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用のプロであるファンドマネージャーが国内外の株式や債券などに投資する金融商品です。
個人では投資することの難しい資産や地域へ分散投資することができ、その運用の成果として生まれた損益は、それぞれの投資額に応じて全て投資家に還元する仕組みとなっています。
投資家はお好みの投資信託を選んで投資すれば、あとはお任せしてOK。
投資信託のしくみ
投資信託は、投資家から集めた資金を元に「販売会社」「委託会社(運用会社)」「受託会社(信託銀行)」の3つの機関が役割を分担し、運用されています。
- 販売会社(銀行や証券会社など):投資信託を投資家に販売し、運用資金となるお金を投資家から集めます。
- 委託会社(運用会社):販売会社を通して集まった資金をどの資産にどのように投資するのかを決定し、受託会社に対して運用を指図します。
- 受託会社(信託銀行):委託会社の指図をもとに受託した資金を株式や債券などに投資し、資金の管理を行います。
私は販売会社と委託会社で働いた経験があります♪
投資信託のメリット
投資信託のメリットは以下の通りです。
- 専門家が運用してくれる
- 分散投資でリスクが軽減できる
- 少額100円から投資を始められる
- 投資先の種類が豊富
- 高い透明性がある
メリット①:専門家が運用してくれる
投資信託は、自分の代わりにファンドマネージャーが複数の銘柄を選び運用してくれます。
例えば株式投資の場合、どの銘柄に投資すべきか、いつ売買すべきか・・悩んでしまいますよね。
しかし投資信託であれば、ファンドマネージャーが各ファンドの運用方針に従って、投資判断から銘柄選定、売買まで一通りを勝手にやってくれます。
投資家は定期的に発行されるレポート(月次レポートや運用報告書など)で運用状況を把握して、必要に応じて投資信託を売買するだけでOKです。
忙しい人には、すごくおすすめ!仕事や子育てなどで忙しい日中に、株の値動きを悩まなくて済むのも嬉しいポイントです。
メリット②:分散投資でリスクが軽減できる
投資信託は複数の銘柄に分散投資をするので、値下がりなどの様々なリスクを、分散・軽減することができます。
例えば、1つの銘柄だけに投資していた場合、企業倒産や株価が値下がりすると大きな損失を負う可能性があります。
しかし、投資信託であれば複数の銘柄に投資しているので、1銘柄が下落しても影響は少なくて済みます。
投資信託であれば、銘柄の分散、地域の分散、時間の分散などをすることができます。
メリット③:少額100円から投資を始められる
投資信託は、少額100円から投資を始められる証券会社が増えています。
例えば、SBI証券 や楽天証券、マネックス証券 などでは、クレジットカードやTポイントなど獲得したポイントで投資ができるようになりました。
一方、株式投資では投資する際には30-50万円程度のまとまったお金が必要となります。
ネット証券が普及してから、気軽に投資できるようになりましたね!
メリット④:投資先の種類が豊富
投資信託は、種類が豊富で、個人では投資しにくい国や地域、資産に投資できます。
国内外の株価指数、株式、不動産、債券など、投資できる資産は多種多様です。
また、個人投資家には投資することが難しい発展途上国の株式や債券などを投資対象とした商品が多くあります。
個人では投資できない資産にも気軽に投資できます♪
メリット⑤:高い透明性がある
投資信託は透明性が高く、広く信頼されている金融商品です。
投資信託の取引価格である「基準価額」は毎営業日公表されており、取引している金融機関のウェブサイトや、新聞などでも確認できます。
また、投資信託は決算期ごとに監査法人などによる監査を受ける必要があり、金融商品取引法によって財務諸表の作成も義務付けられています。(監査報告書は、各投資信託の請求目論見書で確認できます。)
投資信託はインターネット上での情報開示が充実しています。気になる点があれば事前に調べてみましょう♪
投資信託のデメリット
投資信託ってメリットがいっぱい!でも、デメリットもあるんでしょ・・?
投資信託のデメリットは以下の通りです。
- 元本保証がない
- コスト(手数料)がかかる
デメリット①:元本保証がない
投資信託は、「投資したお金がそのまま戻ってくる」という保証はありません!
銀行の預金とは異なり、投資信託は投資商品なので値動きがあります。
運用成績次第で利益が得られることもあれば、購入したときよりも値下がりしてマイナスになる「元本割れ」の可能性がある点に注意しましょう。
投資信託を購入する前に、商品の価格変動リスクについて理解することが大事です!例えば、一般的に株は債券よりも大きく変動します。
過去の基準価額の推移を見ると、イメージしやすいですよ♪
デメリット②:コスト(手数料)がかかる
投資信託の運用には複数の機関がかかわるため、以下のコストがかかります。
- 販売手数料:投資信託を購入する際に必要な手数料。最近は0円も多い。
- 運用管理費用(信託報酬):投資信託を保有している間、投資信託の保有額に応じて日々支払う費用。
- 信託財産留保額:投資信託を信託期間の途中で換金する際の証券売却にかかるコスト。かからないファンドの方が多い
特定口座で購入した投資信託が得た利益は、課税対象なので税金が差し引かれます!NISA口座であれば、非課税なので税金はかかりませんよ♪
投資信託はどんな人におすすめ?
投資信託は、以下のような人におすすめです。
- 運用をプロに任せしたい人
- 分散投資したい人
- 様々な商品に投資してみたい人
- 怪しい投資はしたくない人
- 余裕資金がある人
- 中長期的に資産を増やしたい人
- 毎日、仕事や育児で忙しい人
- 少額から投資を始めたい人
毎日、仕事や育児で忙しいけど投資したい・・!という人には、投資信託がおすすめ・・!
私がまさに上記に当てはまるのですが、仕事と育児で多忙の中、投資信託のおかげで10年以上も投資を続けることができました。
基本的にほったらかしで、たまにチェックする程度ですが着実に資産が増えています。
今回ご紹介したメリット・デメリットなどを踏まえた上で、投資を検討してみてくださいね!
おすすめの証券会社3選
証券会社っていっぱいある・・。どこで投資を始めようかな・・?
初心者におすすめな投資信託は、証券会社や銀行で購入できますが、まずは証券総合口座を開設することが前提となります。
ここでは、おすすめの証券会社を3つご紹介します。
SBI証券
名称 | SBI証券 |
口座開設数 | 1,000万口座達成(2023年3月末) ※SBI証券、SBIネオモバイル証券、SBIネオトレード証券、FOLIOの合算 |
投資信託の取扱数 | 2,600本以上(2023年7月) |
IPO取扱銘柄数 | 117社(2022年度) |
米国株式の取扱銘柄数 | 5,600銘柄(2023年1月30日時点) |
投資信託の最低取引額 | 100円 |
公式サイト | https://www.sbisec.co.jp/ |
SBI証券 は、株や投資信託、FXなど豊富な商品を取り扱う、ネット証券の中でもトップクラスの実績を持つ証券会社です。
売買手数料は業界最低水準♪取扱商品数も非常に多いため、個人投資家に人気があります。
また、投資するとTポイントやVポイントが貯まる、クレジットカードを使えてポイントも貯まる、という点も人気です。
どの証券会社を選ぶべきか決められないという人は、SBI証券で口座開設すれば問題ないでしょう。
私も初めての口座開設はSBI証券でした!
マネックス証券
名称 | マネックス証券 |
口座開設数 | 222万口座(2023年6月末) |
投資信託の取扱数 | 2,600本以上(2023年7月) |
IPO取扱銘柄数 | 51社(2022年度) |
米国株式の取扱銘柄数 | 1,365銘柄(2023年7月11日時点) |
投資信託の最低取引額 | 100円 |
公式サイト | https://www.monex.co.jp/ |
マネックス証券 は、株や投資信託、米国株、中国株など豊富な商品を取り扱う、大手ネット証券です。
売買手数料は業界最低水準♪投資信託は100円から購入できます。
マネックスカードを使って投資信託に積立投資すると、ポイント還元率が1.1%になる点も人気です。
また、米国株式や中国株式の銘柄が豊富で、IPOは完全平等な抽選方式を行うなど、人気のある証券会社です。
私もマネックス証券に口座があります♪
楽天証券
名称 | 楽天証券 |
口座開設数 | 900万口座達成(2023年4月) |
投資信託の取扱数 | 2,600本以上(2023年7月) |
IPO取扱銘柄数 | 70社(2022年度) |
米国株式の取扱銘柄数 | 4,866銘柄(2023年7月7日時点) |
投資信託の最低取引額 | 100円 |
公式サイト | https://www.rakuten-sec.co.jp/ |
楽天証券は、株や投資信託、FXなど豊富な商品を取り扱う、ネット証券の中でもトップクラスの実績を持つ証券会社です。
売買手数料は業界最低水準♪取扱商品数も非常に多いため、個人投資家に人気があります。
楽天証券では、楽天のグループ会社で貯めた楽天ポイントを投資信託の購入や積み立てに使うことができます。
楽天経済圏を活用して生活している人には、楽天証券はとくにおすすめの会社です!
わが家では、家族口座用で楽天証券を使っています♪
まとめ:少額からOK!投資信託を始めてみよう!
今回は投資信託について紹介しました!
投資信託は
- メリット①:専門家が運用してくれる
- メリット②:分散投資でリスクが軽減できる
- メリット③:少額100円から投資を始められる
- メリット④:投資先の種類が豊富
- メリット⑤:高い透明性がある
- デメリット①:元本保証がない
- デメリット②:コスト(手数料)がかかる
⇒投資初心者は投資信託を少額から始めるのがおすすめ!
投資信託の特徴やメリット・デメリットを理解し、リスクとの付き合い方のコツをつかめれば、投資信託を保有することはそこまで難しいものではありません。
投資のタイミングを逃さないように口座開設だけでも、事前に済ませておくのがオススメです♪
本記事で紹介した以下のサイトで、ぜひ口座開設してみてください!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。