スパークス

【解説・評価】スパークス・プレミアム・日本超小型株式ファンド(愛称:価値発掘)(スパークス)

投資方針

「スパークス・プレミアム・日本超小型株式ファンド(愛称:価値発掘)」は、日本の超小型株式に投資するアクティブファンドです。

具体的には、日本の上場株式のうち、時価総額において下位2%以下に属しているマイクロ・キャップ銘柄(超小型株式)を中心に投資します。

市場別の投資比率は、東証1部の61.7%、ジャスダック12.6%、マザーズ9.7%などです。

業種別は、電気機器10.9%、サービス業9.4%、機械9.3%などです。

主な投資先は、「TBK」や「ブイキューブ」、「荏原実業」など、82銘柄に投資しています。

投資先は、82銘柄と多めです。

その理由として、中小型株は「市場規模が小さいため、1銘柄をたくさん購入できない。」、「大型株に比べて、価格の変動リスクが高いため、分散投資している。」といった点が挙げられます。

   

基本情報

ファンド名 スパークス・プレミアム・日本超小型株式ファンド(愛称:価値発掘)
運用会社 スパークス・アセット・マネジメント
分類 国内小型ブレンド
ベンチマーク なし
購入時手数料 上限3.0%(税抜)
信託報酬 年率1.74%(税抜)、実績報酬10%(税抜)
信託財産留保額 0.5%
決算日 1月22日、7月22日
分配金 実績あり
設定日 2015年9月30日
信託期間(償還日) 2025年7月22日

信託財産留保額が0.5%かかります。投資信託を売却する際に、手数料が差し引かれます。信託報酬が年率1.74%(税抜)もかかります。さらに、実績報酬が10%(税抜)かかるので注意してください。

日本株のアクティブファンドの中でも、コストが高いです。とくに見落としがちなのが、実績報酬も別途かかるということ。

実績報酬とは、簡単にいうと、決算日時点の基準価額がハイウォーターマークと呼ばれる基準価額よりも高かった場合には、手数料がひかれる仕組みになっています。

基準価額が上がり続けた場合には、毎決算ごとに実績報酬が引かれるので注意してください。

分配金は「年に1回」出ています。積立投資など、長期で資産を育てる運用には、向いていません。(2019年度は、計200円が分配金となっています。)

信託期間は「2025年7月22日」までです。つまり、この日で投資信託が償還され、運用が終了するという意味です。

なので、信託終了予定日の半年前頃から、運用会社のHP等で「信託期間に関するお知らせ」をよく確認するようにしましょう。

信託期間を延長する場合もありますが、予定通り終了した場合には、自動的に現金化されるので、注意してください。

   

運用状況

スパークス・プレミアム・日本超小型株式ファンド(愛称価値発掘)

出所:SBI証券 HP (2020年5月7日時点)

ここ数か月で、基準価額が大暴落。。

コロナウィルスによる世界経済への打撃を受けて、基準価額が直近1年で約13%下がっています。しかし、ほかのファンドと比べると下落幅は小さいです。

直近の受賞歴は、以下の通りです。

  • R&Iファンド大賞2019「優秀賞」

中小型株式の動きは、株式市場や世界経済の動向によって乱高下しやすいです。

株式市場の上昇相場では、当ファンドも短期的に大きな利益を上げられますが、下落相場になると大暴落する可能性もあるので注意してください。

基準価額が半分になる可能性も普通にあります。

中小型株式市場が好調な時には、「当ファンドを追加購入できなくなる」場合があります。

以前、中小型株式市場が好調だった頃、中小型株式に投資する投資信託に資金が集まりすぎたため、「運用に支障が出る&期待する収益を出せなくなる」という懸念から「追加購入の停止」を発表したファンドが数多くありました。

当ファンドにおいても、そうなる可能性があります。

感想

国内株式市場が好調な時には、中小型株は大型株よりも早いスピードで、大きな利益を得られる可能性があります。

しかし、繰り返しになりますが、中小型株は下落し始めると、一瞬で急落する可能性があるので、注意してください。大型株よりも大きく下落する可能性が高いです。

また、株式市場が回復してきたのに、中小型株式市場が回復しないということもよくあります。個別銘柄の影響も受けやすいので、株式市場と連動しないことも多いのです。

(投資初心者は、「なんで、このファンドの基準価額は回復しないんだ!?」と金融機関にクレームの電話をしがちです。)

日頃から株式市場だけでなく、個別銘柄の動きをよくチェックして、投資判断を見極めてください。

⇒最新のチャート・基本情報等は、こちらからご覧になれます。