国際-SBI

【解説・評価】SBI日本・アジアフィンテック株式ファンド(SBI)

投資方針

  • 「SBI日本・アジアフィンテック株式ファンド」は、日本を含むアジアのフィンテック関連株式に投資するアクティブファンドです。(組入銘柄は原則として30~40銘柄程度)
  • アジア(日本を除く)の金融商品取引所に上場する株式への投資は、原則として信託財産の純資産総額の30%を上限とします。
  • ポートフォリオ構築に際しては、モーニングスター・アセット・マネジメント株式会社による投資助言を活用します。
  • 組入外貨建資産については、原則として対円での為替ヘッジを行いません。

ちなみに、フィンテック(FinTech)とは、金融(Finance)と技術(Technology)を組み合わせた造語で、最新の情報技術を活かした「新たな金融サービス」のことです。

最近では、スマートフォンのアプリなどを通じた金融サービスを中心に急成長しており、その利便性からも今後のフィンテック市場の拡大が期待されている分野です。

具体的には例えば、

  • スマートフォンのアプリでの決済
  • オンラインで家計や口座を一括管理するサービス
  • 資産運用のアドバイスを行うロボアドバイザー
  • ビッグデータやAIなどを活用したシステム開発

などが挙げられます。

近年、フィンテック関連事業への投資は拡大しており、今後もさらなる成長が見込める分野とされています。

こうした高い成長性に着目したのが当ファンドです。

国別の投資比率は、日本86.4%、中国3.9%、インドネシア3.5%などです。

業種別は、情報・通信業64.9%、サービス業12.0%、テクノロジー関連4.0%などです。

主な投資先は、「ソフトバンクグループ」や「イー・ガーディアン」、「GMOペイメントゲートウェイ 」など、37銘柄に投資しています。

SBI日本・アジアフィンテック株式ファンド-SBI出所:SBIアセットマネジメント HP

当ファンドは、為替ヘッジなしです。対円で為替ヘッジを行わないため、為替変動の影響を受けます。そのため、円高局面ではその資産価値を大きく減少させる可能性があります。

日本を含むアジアのフィンテック関連株式に投資する」ファンドなのですが、実際は日本株が9割を占めています。

   

基本情報

ファンド名 SBI日本・アジアフィンテック株式ファンド
運用会社 SBIアセットマネジメント
分類 国内小型グロース
ベンチマーク なし
購入時手数料 上限3.0%(税抜)
信託報酬 年率1.638%(税抜)
信託財産留保額 なし
決算日 4月24日
分配金 実績なし
設定日 2017年4月27日
信託期間(償還日) 2027年4月26日

分配金は「実績なし」です。分配金の出ないファンドは、積立投資など、長期で資産を育てる運用にも向いています。

信託期間は「2027年4月26日」までです。つまり、この日で投資信託が償還され、運用が終了するという意味です。

なので、信託終了予定日の半年前頃から、運用会社のHP等で「信託期間に関するお知らせ」をよく確認するようにしましょう。

信託期間を延長する場合もありますが、予定通り終了した場合には、自動的に現金化されるので、注意してください。

テーマ型ファンドは、流行り廃りがあります。

テーマ型ファンドは、「今後、この市場が拡大する!」という期待感があれば、一時的にそれらの株価は急上昇します。

しかし、「成長がひと段落した」もしくは、「新たな成長期待の高い市場が現れた」場合には、株価が急落する可能性もあります。

なので、ファンドのテーマが時代に合ったものかどうかを、定期的に必ず確認するようにしましょう。

   

運用状況

SBI日本・アジアフィンテック株式ファンド-SBI出所:SBI証券 HP (2020年5月22日時点)

コロナウィルスによる世界経済への打撃を受けて、基準価額が一時期大暴落していましたが、当ファンドはすぐに回復しています。

直近1年だと+1.1%です。10-20%下落しているファンドも多い中では、まずまずの成績ですね。

ただ、類似ファンドのグローバル・フィンテック株式ファンドの方は、同時期に+23%上昇しているので、そちらの方が成績は良いですね、

感想

テーマ型ファンドは、流行している時期もあれば、話題性がなくなり、一気に株価が下落する可能性もあります。
勧誘しがちですし、ランキングにも上位に入りやすいです。実際の成績と関係なく、雑誌で特集されることもあります。

また、話題になっている時期には、「すでに基準価額の頂点だった。(高値だった。)」、「売り時だった。」ということも多いので、よく注意してください。

繰り返しになりますが、ファンドのテーマが時代に合ったものかどうかを、定期的に必ず確認するようにしましょう。

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