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【解説・評価】SBI中小型成長株ファンド ジェイネクスト(愛称:jnext)(SBI)

投資方針

「SBI中小型成長株ファンド ジェイネクスト(愛称:jnext)」は、日本の中小型成長株に投資するアクティブファンドです。

日本の上場企業のうち、「現時点では何らかの理由(課題・困難)によって、割安な株価ではあるものの、将来への成長機会を持つ(=企業家精神溢れる)、革新的な高成長が期待される企業の株式」に投資します。

銘柄選定は、中小型株のスペシャリストである「エンジェルジャパン・アセットマネジメント株式会社」の投資助言を活用します。

文字だけだと分かりづらいですね。具体的には、以下の図のイメージです。

SBI-SBI中小型成長株ファンド ジェイネクスト(愛称:jnext)

出所:SBIアセットマネジメント HP

黄色で塗られた部分が、投資対象とする企業群です。

上場後、企業の株価がずっと上昇し続けるというのは、とても難しいことです。

高い成長余力があるにもかかわらず、一時的に経営上の課題・困難に直面したため本来の実力を発揮できないという場合もあります。

しかし、いずれ問題を解決して、新成長ステージへのステップアップ、つまり中長期的な株価の上昇が見込める企業に投資します。

細かく書きましたが、いわゆる「中小型成長株」に投資するファンドです。

市場別の投資比率をみると、東証1部90.7%、JASDAQが5.2%、東証マザーズが0.8%です。

業種別だと、サービス業28.4%、情報・通信業15.3%、小売業9.2%となっています。

主な投資先は、「ジャパンマテリアル」や「エムスリー」、「レーザーテック」など、50銘柄に投資しており、各銘柄の組入比率は、5%以下です。

投資先は、50銘柄とかなり多めです。

その理由として、中小型株は「市場規模が小さいため、1銘柄をたくさん購入できない。」、「大型株に比べて、価格の変動リスクが高いため、分散投資している。」といった点が挙げられます。

中小型株のスペシャリストである「エンジェルジャパン・アセットマネジメント株式会社」が銘柄を選定します。

エンジェルジャパン・アセットマネジメント株式会社って、あまり聞かないと思いますが、銘柄選定においてわりと優秀な会社です。

同社は、「経営者との個別直接面談」を大切にしており、年間1,000件近くの企業を定期的に訪問し、銘柄選定に役立てています。

同社が投資を助言するファンドは、以下の通りです。

これらのファンドは、一時期パフォーマンスが好調で、人気がありすぎて販売停止になっていました。

当ファンドは、明治安田アセットマネジメントが運用している「新成長株ファンド(愛称:グローイング・カバーズ)」、「成長応援日本株ファンド(愛称:匠のワザ)」と同じ運用方針、同じ投資対象です。

   

基本情報

ファンド名 SBI中小型成長株ファンド ジェイネクスト(愛称:jnext)
運用会社 SBIアセットマネジメント株式会社
分類 国内小型グロース
ベンチマーク なし
購入時手数料 上限3.0%(税抜)
信託報酬 年率1.50%(税抜)
信託財産留保額 0.3%
決算日 1月22日
分配金 実績あり
設定日 2005年2月1日
信託期間(償還日) 無期限

「分配金実績あり」となっていますが、もう何年も分配金は出ていません。積立投資など、長期で資産を育てる運用に向いています。

信託期間無期限」です。運用の途中で、信託期間満了に伴う償還(運用終了)になることがないので、安心です。

信託財産留保額が0.3%かかります。投資信託を売却する際に、手数料が差し引かれます。信託報酬が年率1.50%(税抜)もかかります。

アクティブファンドは、コストが高くなりがちですが、その中でも当ファンドは「コストが高い」分類に入ります。

なぜかというと、当ファンドはエンジェルジャパン・アセットマネジメント株式会社にも「投資助言料」を支払わなければいけないからです。

通常、運用は運用会社だけで行いますが、当ファンドは投資助言会社を活用しているため、その分支払いが増えて、コストが高くなるのです。

購入・売却単位が「1口以上1口単位

金額買付、積立買付、NISA買付には対応していません。

当ファンドは、口数買付のみなので注意してください。珍しいですよね。

金額買付したい方は、当ファンドと全く同じマザーファンドに投資する、「SBI中小型成長株ファンド ジェイネクスト(年2回決算型)/愛称:jnextⅡ」をご購入ください。こちらは、金額買付できます。

   

運用状況

SBI-SBI中小型成長株ファンド ジェイネクスト(愛称:jnext)

出所:SBI証券 HP (2020年4月末時点)

2020年は、コロナウィルスの影響を受けて、株式市場は大暴落。。

しかし、当ファンドは1年前と比べて、2%も上がっています。20-30%下がっているファンドが多い中で、上昇しているなんて、すごいですね。

というのも、直近1か月で14.5%も上昇しているんです。コロナが終息の兆しが全く見えないのに、すごく上がっていますね。

月次レポートではなく、「週次レポート」が発刊されています。毎週月曜日の夜に、SBIアセットマネジメントのHPを見ると、最も早く最新のレポートを見ることができます。

パフォーマンスが良く、投資信託の受賞歴も多いです。

  • R&Iファンド大賞 2020 「優秀ファンド賞」
  • リフィニティブ・リッパー・ファンド・アワード 2020ジャパン「最優秀ファンド賞」
  • トムソン・ロイター リッパー・ファンド・アワード・ジャパン2018「最優秀ファンド賞」

中小型株式の動きは、株式市場や世界経済の動向によって乱高下しやすいです。

株式市場の上昇相場では、当ファンドも短期的に大きな利益を上げられますが、下落相場になると大暴落する可能性もあるので注意してください。

基準価額が半分になる可能性も普通にあります。

中小型株式市場が好調な時には、「当ファンドを追加購入できなくなる」場合があります。

以前、中小型株式市場が好調だった頃、中小型株式に投資する投資信託に資金が集まりすぎたため、「運用に支障が出る&期待する収益を出せなくなる」という懸念から「追加購入の停止」を発表したファンドが数多くありました。

当ファンドにおいても、そうなる可能性があります。

感想

国内株式市場が好調な時には、中小型株は大型株よりも早いスピードで、大きな利益を得られる可能性があります。

しかし、繰り返しになりますが、中小型株は下落し始めると、一瞬で急落する可能性があるので、注意してください。大型株よりも大きく下落する可能性が高いです。

また、株式市場が回復してきたのに、中小型株式市場が回復しないということもよくあります。個別銘柄の影響も受けやすいので、株式市場と連動しないことも多いのです。

(投資初心者は、「なんで、このファンドの基準価額は回復しないんだ!?」と金融機関にクレームの電話をしがちです。)

日ごろから株式市場だけでなく、個別銘柄の動きをよくチェックして、投資判断を見極めてください。

⇒最新のチャート・基本情報等は、こちらからご覧になれます。