投資方針
- 「グローバル・オイル株式ファンド」は、世界の石油関連企業の株式(20~30銘柄程度)に投資するアクティブファンドです。
- 地政学リスク分析を専門とするユーラシア・グループからの情報・分析を活用しポートフォリオを構築します。
- 原則、為替ヘッジは行いません。
石油関連の株式に投資するので、原油やコモデティの動きに左右されやすいファンドです。
例えば、石油が高騰すれば石油関連企業の株式も上がるため、基準価額も上昇しやすくなります。一方、原油が暴落した場合は基準価額も暴落する可能性があります。
原油の動きは、株よりも勢いよく動く可能性があるので注意が必要です。
国別の投資比率は、米国62.2%、イギリス13.6%、フランス6.6%、ロシア5.4%などです。
主な投資先は、以下の通りで、25銘柄に投資しています。
出所:日興アセットマネジメント HP
当ファンドは、為替ヘッジなしです。対円で為替ヘッジを行わないため、為替変動の影響を受けます。そのため、円高局面ではその資産価値を大きく減少させる可能性があります。
基本情報
ファンド名 | グローバル・オイル株式ファンド |
---|---|
運用会社 | 日興アセットマネジメント |
分類 | 国際株式・北米 |
ベンチマーク | なし |
購入時手数料 | 上限3.0%(税抜) |
信託報酬 | 年率1.66%(税抜) |
信託財産留保額 | なし |
決算日 | 5月12日 |
分配金 | 実績あり |
設定日 | 2016年6月8日 |
信託期間(償還日) | 2026年5月12日 |
分配金は「実績あり」となっていますが、直近、分配金は出ていません。
信託報酬が年率1.66%(税抜)もかかります。
信託期間は「2026年5月12日」までです。つまり、この日で投資信託が償還され、運用が終了するという意味です。
なので、信託終了予定日の半年前頃から、運用会社のHP等で「信託期間に関するお知らせ」をよく確認するようにしましょう。
信託期間を延長する場合もありますが、予定通り終了した場合には、自動的に現金化されるので、注意してください。
テーマ型ファンドは、流行り廃りがあります。
テーマ型ファンドは、「今後、この市場が拡大する!」という期待感があれば、一時的にそれらの株価は急上昇します。
しかし、「成長がひと段落した」もしくは、「新たな成長期待の高い市場が現れた」場合には、株価が急落する可能性もあります。
なので、ファンドのテーマが時代に合ったものかどうかを、定期的に必ず確認するようにしましょう。
運用状況
出所:SBI証券 HP (2020年5月22日時点)
ここ数か月で、基準価額が大暴落。。
石油価格の下落を受けて、基準価額が直近1年で約40%下がっています。すごいですね。
石油関連企業の株式は、石油価格の動向によって乱高下します。
石油価格の上昇相場では、当ファンドも短期的に大きな利益を上げられますが、下落相場になると大暴落する可能性もあるので注意してください。
基準価額が半分になる可能性も普通にあります。
感想
投資初心者には、オススメできません。下落相場では、資産が一瞬で半分になります。
こうしたテーマ型ファンドは、流行している時期もあれば、話題性がなくなり、一気に株価が下落する可能性もあります。
世間の話題になりやすいファンドは、金融の営業マンは話しやすいので顧客に勧誘しがちですし、ランキングにも上位に入りやすいです。実際の成績と関係なく、雑誌で特集されることもあります。
また、話題になっている時期には、「すでに基準価額の頂点だった。(高値だった。)」、「売り時だった。」ということも多いので、よく注意してください。
繰り返しになりますが、ファンドのテーマが時代に合ったものかどうかを、定期的に必ず確認するようにしましょう。
⇒最新のチャート・基本情報等は、こちらからご覧になれます。