国際-日興

【解説・評価】グローバル・フィンテック株式ファンド(日興)

投資方針

  • 「グローバル・フィンテック株式ファンド」は、日本を含む世界のフィンテック株式に投資するアクティブファンドです。
  • 個別銘柄の選定において、米国のアーク・インベストメント・マネジメント・エルエルシー(アーク社)からの助言をもとにポートフォリオを構築します。
  • 原則、為替ヘッジは行いません。

ちなみに、フィンテック(FinTech)とは、金融(Finance)と技術(Technology)を組み合わせた造語で、最新の情報技術を活かした「新たな金融サービス」のことです。

最近では、スマートフォンのアプリなどを通じた金融サービスを中心に急成長しており、その利便性からも今後のフィンテック市場の拡大が期待されている分野です。

グローバル・フィンテック株式ファンド(日興)出所:日興アセットマネジメント HP

具体的には例えば、

  • スマートフォンのアプリでの決済
  • オンラインで家計や口座を一括管理するサービス
  • 資産運用のアドバイスを行うロボアドバイザー
  • ビッグデータやAIなどを活用したシステム開発

などが挙げられます。

近年、フィンテック関連事業への投資は拡大しており、今後もさらなる成長が見込める分野とされています。

こうした高い成長性に着目したのが本ファンドです。

 

国別の投資比率は、米国64.5%、ケイマン諸島12.0%、日本6.4%などです。

業種別は、ソフトウエア・サービス30.4%、メディア・娯楽21.0%、小売19.6%などです。

主な投資先は、以下の通りです。42銘柄に投資しています。

グローバル・フィンテック株式ファンド(日興)出所:日興アセットマネジメント HP

当ファンドは、為替ヘッジなしです。対円で為替ヘッジを行わないため、為替変動の影響を受けます。そのため、円高局面ではその資産価値を大きく減少させる可能性があります。

   

基本情報

ファンド名 グローバル・フィンテック株式ファンド
運用会社 日興アセットマネジメント
分類 国際株式・グローバル・含む日本
ベンチマーク なし
購入時手数料 上限3.5%(税抜)
信託報酬 年率1.75%(税抜)
信託財産留保額 なし
決算日 12月7日
分配金 実績なし
設定日 2016年12月16日
信託期間(償還日) 2026年12月7日

分配金は「実績なし」です。積立投資など、長期で資産を育てる運用にも向いています。

信託報酬が年率1.75%(税抜)もかかります。

信託期間は「2026年12月7日」までです。つまり、この日で投資信託が償還され、運用が終了するという意味です。

なので、信託終了予定日の半年前頃から、運用会社のHP等で「信託期間に関するお知らせ」をよく確認するようにしましょう。

信託期間を延長する場合もありますが、予定通り終了した場合には、自動的に現金化されるので、注意してください。

テーマ型ファンドは、流行り廃りがあります。

テーマ型ファンドは、「今後、この市場が拡大する!」という期待感があれば、一時的にそれらの株価は急上昇します。

しかし、「成長がひと段落した」もしくは、「新たな成長期待の高い市場が現れた」場合には、株価が急落する可能性もあります。

なので、ファンドのテーマが時代に合ったものかどうかを、定期的に必ず確認するようにしましょう。

   

運用状況

グローバル・フィンテック株式ファンド(日興)出所:SBI証券 HP (2020年5月22日時点)

コロナウィルスによる世界経済への打撃を受けて、基準価額が一時期大暴落していましたが、当ファンドはすぐに回復しています。

直近1年のリターンは+23%です。他のファンドが10-20%下落している中では、とても良い成績となっています。

直近の受賞歴は、以下の通りです。

  • Morningstar Award “Fund of the Year 2017”国際株式(グローバル)型 部門 最優秀ファンド賞

感想

成績は、比較的に良いファンドだと思います。

しかし、テーマ型ファンドは、流行している時期もあれば、話題性がなくなり、一気に株価が下落する可能性もあります。

世間の話題になりやすいファンドは、金融の営業マンは話しやすいので顧客に勧誘しがちですし、ランキングにも上位に入りやすいです。実際の成績と関係なく、雑誌で特集されることもあります。

また、話題になっている時期には、「すでに基準価額の頂点だった。(高値だった。)」、「売り時だった。」ということも多いので、よく注意してください。

繰り返しになりますが、ファンドのテーマが時代に合ったものかどうかを、定期的に必ず確認するようにしましょう。

⇒最新のチャート・基本情報等は、こちらからご覧になれます。