投資方針
「netWIN GSテクノロジー株式ファンド Aコース(為替ヘッジあり)」は、インターネット利用の拡大とともに成長が期待される米国企業の株式に投資するアクティブファンドです。
現在、私たちの暮らしにはインターネットは必要不可欠な存在となっていますよね。これからもそれは変わらない、むしろ今まで以上に不可欠な存在になるでしょう。
インターネットの世界には、高速道路などの「料金所」のように「交通量」(=売上げ数量)の増加や「通行料」(=価格)の値上げによって収益を上げることのできる企業があります。
こうした企業を「インターネット・トールキーパー」と呼び、当ファンドではこれらを主な投資対象とします。
また、そのほかにも今後、インターネットのビジネス戦略を迅速に実践している企業や、より高い成長性と収益性が期待できるインターネット関連企業に厳選投資するファンドです。
市場別の投資比率は、NASDAQ73.0%、NYSE25.5%などです。
業種別は、情報・通信業63.7%、コミュニケーション・サービス業17.8%、一般消費財・サービス10.6%などです。
主な投資先は、「マイクロソフト」や「アマゾン・ドットコム」、「アルファベット」など、37銘柄に投資しています。
出所:ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント HP
当ファンドは、Aコース(為替ヘッジあり)です。対円で為替ヘッジを行い為替変動リスクの低減を図りますが、為替ヘッジを行うにあたりヘッジ・コストがかかります。
基本情報
ファンド名 | netWIN GSテクノロジー株式ファンド Aコース(為替ヘッジあり) |
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運用会社 | ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント |
分類 | 国際株式・北米 |
ベンチマーク | なし |
購入時手数料 | 上限3.0%(税抜) |
信託報酬 | 年率1.9%(税抜) |
信託財産留保額 | なし |
決算日 | 5月30日、11月30日 |
分配金 | 実績あり |
設定日 | 1999年11月29日 |
信託期間(償還日) | 無期限 |
2020年2月29日に、ファンド名称が「netWIN ゴールドマン・サックス・インターネット戦略ファンド Aコース(為替ヘッジあり)/Bコース(為替ヘッジなし)」から「netWIN GSテクノロジー株式ファンド Aコース(為替ヘッジあり)/Bコース(為替ヘッジなし)」に変更されました。
信託期間は「無期限」です。運用の途中で、信託期間満了に伴う償還(運用終了)になることがないので、安心です。
信託報酬が年率1.9%(税抜)もかかります。
分配金は「年に2回」出ています。積立投資など、長期で資産を育てる運用には、向いていません。(2019年度は、計1000円が分配金となっています。)
テーマ型ファンドは、流行り廃りがあります。
テーマ型ファンドは、「今後、この市場が拡大する!」という期待感があれば、一時的にそれらの株価は急上昇します。
しかし、「成長がひと段落した」もしくは、「新たな成長期待の高い市場が現れた」場合には、株価が急落する可能性もあります。
なので、ファンドのテーマが時代に合ったものかどうかを、定期的に必ず確認するようにしましょう。
運用状況
出所:SBI証券 HP (2020年5月15日時点)
ここ数か月で、基準価額が大暴落。。
コロナウィルスによる世界経済への打撃を受けて、一時的に大きく下がりましたが、当ファンドの基準価額が直近1年で約7%上昇しています。下落したファンドが多い中、すごいですね。
感想
成績は、比較的に良いファンドだと思います。
しかし、テーマ型ファンドは、流行している時期もあれば、話題性がなくなり、一気に株価が下落する可能性もあります。
世間の話題になりやすいファンドは、金融の営業マンは話しやすいので顧客に勧誘しがちですし、ランキングにも上位に入りやすいです。実際の成績と関係なく、雑誌で特集されることもあります。
また、話題になっている時期には、「すでに基準価額の頂点だった。(高値だった。)」、「売り時だった。」ということも多いので、よく注意してください。
繰り返しになりますが、ファンドのテーマが時代に合ったものかどうかを、定期的に必ず確認するようにしましょう。
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