日本株式ファンド

【解説・評価】カレラ 日本小型株式ファンド-カレラアセットマネジメント

カレラアセットマネジメントが運用する『カレラ 日本小型株式ファンド』という投資信託をご存知ですか?

SBI証券のトータルリターンランキングで上位をキープしている人気商品です。しかも、直近1年のトータルリターンが+44.17%という好成績のファンドです!(2018.5.31現在)

商品の仕組みや、このファンドに対する個人的な評価について、詳しくご紹介します^^

カレラ 日本小型株式ファンドとは?

  • カレラ 日本小型株式ファンド
  • 運用会社:カレラアセットマネジメント

日本の小型株式へ投資

カレラ 日本小型株式ファンドは、日本の上場企業のうち、原則として小型株式に投資するファンドです。

具体的には、小型成長株+割安株、または小型成長株を主要投資対象としており、原則として時価総額2000億円以下の銘柄に絞っています。

 

ちなみに、このファンドが小型株式を主要対象とした理由について、交付目論見書に書かれていたので、簡単にまとめました^^

 

①中小型株への資金流入の期待大!

今までの株式市場は大型・コア銘柄へ投資が集中していました。でも、次第に中小型株への投資の分散へ変化しつつあると考えているそうです。

確かに、SBI証券の直近1年間のトータルリターンランキングを見ると、上位には日本の中小型株式ファンドが9割ほどを占めている状況ですよね^^

中小型株式ファンドの販売停止も続いていますし、近年、中小型株式へ資金流入が続いているのは一目瞭然です!

 

②魅力的な銘柄が埋もれている!?

小型株式は、一般的に注目度が低くなりがちで、調べるのも大変です。

そのため、小型株はほとんどの投資家から注目されていない魅力的な銘柄が結構あって、割安な状態でかなり放置されているんです。

なので、こうした銘柄は注目されはじめると爆発的に株価が上がる可能性を秘めています。

カレラアセットマネジメントでは、こうした埋もれた銘柄の中でも、とくに内需中心で、内外大企業の新規参入が少ないスキマ市場で成長期待の高い銘柄は、今後注目される可能性が高いと考えています。

 

以上の点から、小型成長株+割安株、または小型成長株を主張投資対象としています。

出所:カレラアセットマネジメント HP

ファンドの仕組み

ファミリーファンド方式のファンドです。なので、マザーファンドを通じて日本の小型株式に投資する仕組みになっています。

出所:カレラアセットマネジメント HP

補足すると、ファミリーファンド方式では、まず投資家から集めた資金をベビーファンド(当ファンド)としてとりまとめて、その資金をマザーファンドに投資します。そして、マザーファンドが実際に株式などを売買します。

なので、実質的な運用はマザーファンドで行う仕組みとなっています。

 

運用プロセス

運用プロセスは以下の通りです。

出所:カレラアセットマネジメント HP

助言会社などは使わずに、カレラアセットマネジメントのアナリストが調査・分析して銘柄を選定します。

 

商品詳細

そのほか、手数料等の概要は以下の通りです。

カレラ 日本小型株式ファンド

運用:カレラアセットマネジメント株式会社
決算日:毎年5月15日、11月15日
分配金:実績なし
設定日:2016年5月31日
信託期間:2026年5月15日まで
購入時手数料:上限3.0%(税抜)
信託財産留保額:0.3%
信託報酬:年率1.36%(税抜)
(2018年5月31日時点)

運用状況(2018年5月31日現在)

基準価額と純資産総額の推移

基準価額:19,736円 純資産総額:377百万円

設定来のチャートは以下の通りです。

出所:カレラアセットマネジメント HP 月報(2018年5月末基準)

途中までは右肩上がりですね!^^

ただ、2018年2月の暴落以降は、あまり回復できていないようです・・・。

他社の中小型株式ファンドは、暴落前の基準価額の水準まで回復しているものも多いのですが、カレラ 日本小型株式ファンドは停滞気味で戻りが鈍くなっています><

 

騰落率

直近の回復は鈍い状況です。とはいえ、カレラ 日本小型株式ファンドの成績は、とても優秀なファンドの分類に入ります。

出所:カレラアセットマネジメント HP 月報(2018年5月末基準)

2018年5月31日基準の月次レポートによると、この不安定な相場の中、1年間で+44.17%も上昇しています!

すごすぎますね^^

ただ、直近1~3か月で見るとマイナス・・><

 

組入銘柄

組入上位10銘柄は以下の通りです。

出所:カレラアセットマネジメント HP 月報(2018年5月末基準)

 

計22銘柄に分散投資しています。(ちなみに運用報告書の全体版を見ると、決算日時点で保有している全銘柄を確認できますよ♪)

小型株式に投資しているので、知らない銘柄が多めですね。

とはいえ、個人では思いつかないような銘柄に厳選投資しているので、当たれば爆発的な株価上昇を期待できるかもしれません。

 

市場別で見るとこんな感じ。

出所:カレラアセットマネジメント HP 月報(2018年5月末基準)

 

市場は東証一部小型株が6割ほど、東証二部や新興市場などで4割といった感じです。

保有銘柄が22銘柄というのは、かなり少ないですね!

当たれば大きく値上がり期待ができますが、相場が不安定な時には少し難しいのかもしれません。。

銘柄分散が少ないので、少しリスクが高い印象です。

 

分配金実績

新規設定以降、分配金は1度も出していません。

ファンドの成績が好調にもかかわらず、分配金を出していない点は高評価です。

出所:カレラアセットマネジメント HP 月報(2018年5月末基準)


評価

◎比較的低い信託報酬

信託報酬は、年率1.36%(税抜)です。インデックスファンドと比べると、やはりアクティブファンドなので高いです。

とはいえ、ほかのアクティブファンドは信託報酬が1.7%程度で設定されているの商品も多いので、アクティブファンドの中では比較的低い水準だと思います。

 

◎分配実績なし

分配金は、基本出さない方針のようなので高評価です♪

最近は、成績の良いファンドは分配金を多めに出すことが多いのですが、私はそういうファンドはあまり好きではありません。

分配金が出るファンドは、分配金を再投資したとしても投資効率が悪くなってしまうので、分配金は出さない方がよいなーと思います。

 

◎成績優秀♪

この1年は日本の中小型株&IPO銘柄が当たった年だったので、このファンドに限らず中小型のアクティブファンドは全般的に好成績となりました。これは相場次第なので、今後はどうなるかわかりませんが、今後も期待したいです。

 

▲小型株はハイリスクリターン

ただし、小型株への投資はハイリスクハイリターンです。投資の際には十分ご注意ください!!

このファンドの投資対象は、小型株式が中心となるので、上昇基調の相場では爆発的なリターンを上げます。

一方、不安定な相場になってしまうと一気に売られて、大暴落してしまうリスクがあります。直近の成績がいまいちなのは、そのせいです。

 

▲組入銘柄が少ない

これも少し気になりました。現時点で22銘柄なので、このファンドは基本的には銘柄を絞って、厳選投資する方針のようです。

その銘柄が当たればリターンは大きいですが・・・22銘柄というのは少しリスクが高い気がします。

 

▲運用は2026年5月まで!?

信託期間は2026年5月15日までとなっています。

延長する可能性もありますが、そのまま運用を終了する可能性もあるので購入する際には少し気を付けた方がよいですね。

純資産総額が現時点では3.7億円しかないので、償還する可能性が高い気がします。

まとめ

いかがでしたか?

SBI証券で大人気の『カレラ 日本小型株式ファンド』についてご紹介しました。

良し悪しありますが、悪くはないと思います。

私は買っていませんが・・笑^^

 

最近、成績が優秀なファンドは日本の中小型株式ファンドばかりですね^^

去年は相場が良かったので、その恩恵を受けているファンドが多いようです。

でも、今年の成績はどうなるんでしょう?早く上昇基調になってほしいですね!!

 

ではまた^^