投資方針
- 「ベトナム成長株インカムファンド」は、ベトナム株式に投資するアクティブファンドです。
- 原則として、為替ヘッジは行ないません。
ベトナムの全人口は約9,300万人、経済が急成長し、消費も伸びている国です。毎年約150万人が社会に出ており、安価で勤勉な労働力は国際競争力の源にもなっています。
ホーチミンやハノイ、ハロン湾など、旅行雑誌などでよく見かけますよね。最近は、日本人の旅行先としても大人気の国です。
私も実際に行ったことがありますが、人柄はおだやかで、物価は安い、食べ物もおいしい、活気がある国です。
月報を見ると、業種別の投資比率は、銀行28.1%、不動産21.1%、食品・飲料・タバコ15.3%などです。
主な投資先は、以下の通りです。54銘柄に投資しています。
出所:キャピタル アセットマネジメント HP
当ファンドは、為替ヘッジなしです。対円で為替ヘッジを行わないため、為替変動の影響を受けます。そのため、円高局面ではその資産価値を大きく減少させる可能性があります。
基本情報
ファンド名 | ベトナム成長株インカムファンド |
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運用会社 | キャピタル アセットマネジメント |
分類 | 国際株式・エマージング・単一国 |
ベンチマーク | なし |
購入時手数料 | 上限3.0%(税抜) |
信託報酬 | 年率1.71%(税抜) |
信託財産留保額 | 0.3% |
決算日 | 2月5月8月11月の各20日 |
分配金 | 実績あり |
設定日 | 2014年8月20日 |
信託期間(償還日) | 無期限 |
信託期間は「無期限」です。運用の途中で、信託期間満了に伴う償還(運用終了)になることがないので、安心です。
信託財産留保額が0.3%かかります。投資信託を売却する際に、手数料が差し引かれます。信託報酬が年率1.71%(税抜)もかかります。
分配金は「年に4回」出ています。積立投資など、長期で資産を育てる運用には、向いていません。(2019年度は、計400円が分配金となっています。)
運用状況
出所:SBI証券 HP (2020年5月25日時点)
ここ数か月で、基準価額が大暴落。。
コロナウィルスによる世界経済への打撃を受けて、基準価額が直近1年で約18%下がっています。
感想
新興国株式ファンドは、ハイリスクハイリターンです。
その国の成長期待が高まったり、政治的にプラスのニュースがあれば大きく上昇することがあります。(数年前、ベトナムへの成長期待が高まっていた時期は1年で基準価額が50%上昇していました。)
しかし、その一方で話題性がなくなり、一気に株価が下落する可能性もあります。
世間の話題になりやすいファンドは、金融の営業マンは話しやすいので顧客に勧誘しがちですし、ランキングにも上位に入りやすいです。実際の成績と関係なく、雑誌で特集されることもあります。
また、話題になっている時期には、「すでに基準価額の頂点だった。(高値だった。)」、「売り時だった。」ということも多いので、よく注意してください。
⇒最新のチャート・基本情報等は、こちらからご覧になれます。