投資方針
「グローバル・セキュリティ株式ファンド(3ヶ月決算型)」は、日本を含む世界のセキュリティ関連企業の株式に投資するアクティブファンドです。
具体的には、日常生活に不可欠な「情報・身体・移動等の安全」を支える製品・サービスを提供する企業の中から、投資銘柄を選定します。
現在、私たちの暮らしにはインターネットは必要不可欠な存在となっていますよね。これからもそれは変わらないでしょうし、むしろ今まで以上に不可欠な存在になるでしょう。
そうしたインターネット関連のウィルス対策を行なうサービスのほか、防犯・健康・環境といった身体の安全に関するサービス、交通手段・移動の安全に関するサービスを提供するサービスを主要投資対象としています。
出所:アセットマネジメントOne HP
国別の投資比率は、米国65.2%、イスラエル8.6%、イギリス5.3%などです。
業種別は、情報技術41.4%、ヘルスケア27.7%、資本財・サービス23.6%などです。
主な投資先は、「サーモ・フィッシャー・サイエンティフィック」や「ナイス」、「シー・エス・エル」など、49銘柄に投資しています。
出所:アセットマネジメントOne HP
当ファンドは、為替ヘッジなしです。対円で為替ヘッジを行わないため、為替変動の影響を受けます。そのため、円高局面ではその資産価値を大きく減少させる可能性があります。
当ファンドは、「年1回決算型」もあります。
基本情報
ファンド名 | グローバル・セキュリティ株式ファンド(3ヶ月決算型) |
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運用会社 | アセットマネジメントOne |
分類 | 国際株式・グローバル・含む日本 |
ベンチマーク | なし |
購入時手数料 | 上限3.0%(税抜) |
信託報酬 | 年率1.72%(税抜) |
信託財産留保額 | 0.3% |
決算日 | 3.6.9.12月の各17日 |
分配金 | 実績あり |
設定日 | 2015年12月18日 |
信託期間(償還日) | 2025年12月17日 |
信託財産留保額が0.3%かかります。投資信託を売却する際に、手数料が差し引かれます。信託報酬が年率1.72%(税抜)もかかります。
分配金は「年に4回」も出ています。積立投資など、長期で資産を育てる運用には、向いていません。(2019年度は、計870円が分配金となっています。)
信託期間は「2025年12月17日」までです。つまり、この日で投資信託が償還され、運用が終了するという意味です。
なので、信託終了予定日の半年前頃から、運用会社のHP等で「信託期間に関するお知らせ」をよく確認するようにしましょう。
信託期間を延長する場合もありますが、予定通り終了した場合には、自動的に現金化されるので、注意してください。
テーマ型ファンドは、流行り廃りがあります。
テーマ型ファンドは、「今後、この市場が拡大する!」という期待感があれば、一時的にそれらの株価は急上昇します。
しかし、「成長がひと段落した」もしくは、「新たな成長期待の高い市場が現れた」場合には、株価が急落する可能性もあります。
なので、ファンドのテーマが時代に合ったものかどうかを、定期的に必ず確認するようにしましょう。
運用状況
出所:SBI証券 HP (2020年5月15日時点)
ここ数か月で、基準価額が大暴落。。
コロナウィルスによる世界経済への打撃を受けて、基準価額が直近1年で約5%下がっています。しかし、ほかのファンドと比べると下落幅は小さいです。
感想
成績は、比較的に良いファンドだと思います。
しかし、テーマ型ファンドは、流行している時期もあれば、話題性がなくなり、一気に株価が下落する可能性もあります。
世間の話題になりやすいファンドは、金融の営業マンは話しやすいので顧客に勧誘しがちですし、ランキングにも上位に入りやすいです。実際の成績と関係なく、雑誌で特集されることもあります。
また、話題になっている時期には、「すでに基準価額の頂点だった。(高値だった。)」、「売り時だった。」ということも多いので、よく注意してください。
繰り返しになりますが、ファンドのテーマが時代に合ったものかどうかを、定期的に必ず確認するようにしましょう。
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