アセットマネジメントONE

【解説・評価】厳選ジャパン(One)

投資方針

「厳選ジャパン」は、日本の上場株式の中で、今後高い利益成長が期待できる20銘柄程度に厳選して投資するアクティブファンドです。

銘柄選定にあたっては、優れた経営者の質・ビジョン、新しいビジネスモデルや付加価値の高い商品等から企業価値の増大が期待できる企業に着目しています。

市場別の投資比率は、東証1部42.3%、その他新興市場53.1%などです。

業種別は、情報・通信業35.5%、サービス業29.7%、医薬品9.5%などです。

主な投資先は、「レノバ」や「ジャパンエレベーターサービスホールディングス」、「グレイステクノロジー」など、中小型株式を中心に27銘柄に投資しています。

投資先は、27銘柄と少なめです。

一般的に、中小型株に投資するファンドは「市場規模が小さいため、1銘柄をたくさん購入できない。」、「大型株に比べて、価格の変動リスクが高いため、分散投資している。」といった点から銘柄数が多くなりがちです。

しかし、当ファンドは、銘柄をかなり少なく絞って、厳選投資しています。

   

基本情報

ファンド名 厳選ジャパン
運用会社 アセットマネジメントOne
分類 国内小型グロース
ベンチマーク なし
購入時手数料 上限3.0%(税抜)
信託報酬 年率1.54%(税抜)
信託財産留保額 0.3%
決算日 3月23日、9月23日
分配金 実績あり
設定日 2017年9月29日
信託期間(償還日) 無期限

信託期間は「無期限」です。運用の途中で、信託期間満了に伴う償還(運用終了)になることがないので、安心です。

信託財産留保額が0.3%かかります。投資信託を売却する際に、手数料が差し引かれます。信託報酬が年率1.54%(税抜)もかかります。

分配金は「年に2回」出ています。積立投資など、長期で資産を育てる運用には、向いていません。(2019年度は、計500円が分配金となっています。)

   

運用状況

厳選ジャパン

出所:SBI証券 HP (2020年5月8日時点)

ここ数か月で、基準価額が大暴落。。

コロナウィルスによる世界経済への打撃を受けて、基準価額が直近1年で約10%下がっています。しかし、ほかのファンドと比べると下落幅は小さいです。

中小型株式の動きは、株式市場や世界経済の動向によって乱高下しやすいです。

株式市場の上昇相場では、当ファンドも短期的に大きな利益を上げられますが、下落相場になると大暴落する可能性もあるので注意してください。

基準価額が半分になる可能性も普通にあります。

中小型株式市場が好調な時には、「当ファンドを追加購入できなくなる」場合があります。

以前、中小型株式市場が好調だった頃、中小型株式に投資する投資信託に資金が集まりすぎたため、「運用に支障が出る&期待する収益を出せなくなる」という懸念から「追加購入の停止」を発表したファンドが数多くありました。

当ファンドにおいても、そうなる可能性があります。

感想

国内株式市場が好調な時には、中小型株は大型株よりも早いスピードで、大きな利益を得られる可能性があります。

しかし、繰り返しになりますが、中小型株は下落し始めると、一瞬で急落する可能性があるので、注意してください。大型株よりも大きく下落する可能性が高いです。

また、株式市場が回復してきたのに、中小型株式市場が回復しないということもよくあります。個別銘柄の影響も受けやすいので、株式市場と連動しないことも多いのです。

(投資初心者は、「なんで、このファンドの基準価額は回復しないんだ!?」と金融機関にクレームの電話をしがちです。)

日頃から株式市場だけでなく、個別銘柄の動きをよくチェックして、投資判断を見極めてください。

⇒最新のチャート・基本情報等は、こちらからご覧になれます。