投資方針
「サイバーセキュリティ株式オープン(為替ヘッジあり)」は、日本を含む世界のサイバーセキュリティ関連企業の株式に投資するアクティブファンドです。
サイバーセキュリティ関連企業とは、サイバー攻撃に対するセキュリティ技術を有し、これを活用した製品・サービスを提供するテクノロジー関連の企業等を指します。
近年、個人や企業に対するサイバー攻撃により個人情報などが流出するニュースって増えていますよね。サイバー攻撃は、今や個人や企業だけでなく、国家までも脅かす存在になっています。
2018年2月に起きたビットコインの資金流出事件も世界中で大騒ぎとなりました。引き続き、私たちの暮らしにはインターネットは必要不可欠な存在であり、サイバー攻撃から身を守る産業の重要性はますます高まる可能性があります。
当ファンドでは、こうしたサイバーセキュリティ関連企業に投資します。
組入上位国は、米国85.8%、韓国3.6%、中国2.3%などです。
業種別は、ソフトウェア・サービス73.7%、テクノロジー・ハードウェア機器8.1%などです。
主な投資先は、「クラウドストライク・ホールディングス」や「 ゼットスケーラー」、「マイクロソフト」など、40銘柄に投資しています。
出所:三菱UFJ国際投信 HP
当ファンドは、「為替ヘッジあり」です。対円で為替ヘッジを行い、為替変動リスクの低減を図りますが、為替ヘッジを行うにあたりヘッジ・コストがかかります。
基本情報
ファンド名 | サイバーセキュリティ株式オープン(為替ヘッジあり) |
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運用会社 | 三菱UFJ国際投信 |
分類 | 国際株式・北米 |
ベンチマーク | なし |
購入時手数料 | 上限3.0%(税抜) |
信託報酬 | 年率1.7%(税抜) |
信託財産留保額 | なし |
決算日 | 6月6日 |
分配金 | 実績なし |
設定日 | 2017年7月13日 |
信託期間(償還日) | 2032年6月4日 |
分配金は「実績なし」です。積立投資など、長期で資産を育てる運用にも向いています。
信託報酬が年率1.7%(税抜)かかります。
信託期間は「2032年6月4日」までです。つまり、この日で投資信託が償還され、運用が終了するという意味です。
なので、信託終了予定日の半年前頃から、運用会社のHP等で「信託期間に関するお知らせ」をよく確認するようにしましょう。
信託期間を延長する場合もありますが、予定通り終了した場合には、自動的に現金化されるので、注意してください。
テーマ型ファンドは、流行り廃りがあります。
テーマ型ファンドは、「今後、この市場が拡大する!」という期待感があれば、一時的にそれらの株価は急上昇します。
しかし、「成長がひと段落した」もしくは、「新たな成長期待の高い市場が現れた」場合には、株価が急落する可能性もあります。
なので、ファンドのテーマが時代に合ったものかどうかを、定期的に必ず確認するようにしましょう。
運用状況
出所:SBI証券 HP (2020年5月15日時点)
コロナウィルスによる世界経済への打撃を受けて、基準価額が一時的に大きく下落していますが、すぐに回復しています。
直近1年で10-20%下落しているファンドが多い中で、当ファンドは約10%上昇しています。すごいですね。
感想
成績は、比較的に良いファンドだと思います。
しかし、テーマ型ファンドは、流行している時期もあれば、話題性がなくなり、一気に株価が下落する可能性もあります。
世間の話題になりやすいファンドは、金融の営業マンは話しやすいので顧客に勧誘しがちですし、ランキングにも上位に入りやすいです。実際の成績と関係なく、雑誌で特集されることもあります。
また、話題になっている時期には、「すでに基準価額の頂点だった。(高値だった。)」、「売り時だった。」ということも多いので、よく注意してください。
繰り返しになりますが、ファンドのテーマが時代に合ったものかどうかを、定期的に必ず確認するようにしましょう。
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