投資方針
「三菱UFJ NASDAQオープン Bコース」は、アメリカのNASDAQ市場に上場している株式に投資するアクティブファンドです。
具体的な投資先としては、IT(情報技術)、新しい消費動向、新規公開銘柄(IPO)、バイオテクノロジーなどに注目しています。
業種別の投資比率は、ソフトウェア・サービス 23.4%、メディア・娯楽 17.6%、小売 11.8%などです。
主な投資先は、「マイクロソフト」や「アマゾン」、「アップル」など、50銘柄に投資しています。
出所:三菱UFJ国際投信 HP
当ファンドは、為替ヘッジなしです。対円で為替ヘッジを行わないため、為替変動の影響を受けます。そのため、円高局面ではその資産価値を大きく減少させる可能性があります。
基本情報
ファンド名 | 三菱UFJ NASDAQオープン Bコース |
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運用会社 | 三菱UFJ国際投信 |
分類 | 国際株式・北米 |
ベンチマーク | なし |
購入時手数料 | 上限3.0%(税抜) |
信託報酬 | 年率1.52%(税抜) |
信託財産留保額 | 0.3% |
決算日 | 7月31日 |
分配金 | 実績あり |
設定日 | 1996年8月1日 |
信託期間(償還日) | 2026年7月31日 |
分配金は「実績あり」となっていますが、もう何年も分配金は出ていません。積立投資など、長期で資産を育てる運用に向いています。
信託財産留保額が0.3%かかります。投資信託を売却する際に、手数料が差し引かれます。信託報酬が年率1.52%(税抜)かかります。
信託期間は「2026年7月31日」までです。つまり、この日で投資信託が償還され、運用が終了するという意味です。
なので、信託終了予定日の半年前頃から、運用会社のHP等で「信託期間に関するお知らせ」をよく確認するようにしましょう。
信託期間を延長する場合もありますが、予定通り終了した場合には、自動的に現金化されるので、注意してください。
運用状況
出所:SBI証券 HP (2020年5月15日時点)
コロナウィルスによる世界経済への打撃を受けて、ここ数か月で基準価額が一時的に大暴落しましたが、当ファンドはすぐに回復しています。
基準価額が直近1年で10-20%下落したファンドが多い中で、当ファンドは+14.2%です。すごいですね。
感想
成績は、比較的に良いファンドだと思います。
しかし、当ファンドはIT(情報技術)、新しい消費動向、新規公開銘柄(IPO)、バイオテクノロジーなどに注目しているファンドです。
こうしたハイテク関連株は、流行している時期もあれば、話題性がなくなり、一気に株価が下落する可能性もあります。
世間の話題になりやすいファンドは、金融の営業マンは話しやすいので顧客に勧誘しがちですし、ランキングにも上位に入りやすいです。実際の成績と関係なく、雑誌で特集されることもあります。
また、話題になっている時期には、「すでに基準価額の頂点だった。(高値だった。)」、「売り時だった。」ということも多いので、よく注意してください。
繰り返しになりますが、NASDAQ市場の銘柄が時代に合ったものかどうかを、定期的に必ず確認するようにしましょう。
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